ぎっくり腰

腰には普段から大きな負荷がかかっている。

ぎっくり腰は、急激な腰痛を引き起こす一般的な症状で、医学的には急性腰痛症とも呼ばれます。ぎっくり腰は、激しい痛みと動きの制限を伴い、日常生活に大きな影響を与えることがあります。

ぎっくり腰は古くから存在する症状で、古代エジプトやギリシャの医学文献にも記載があります。しかし、その名称や詳細な症状は時代や地域によって異なります。日本では、江戸時代から腰痛を指す言葉として「ぎっくり腰」が使われていました。現代医学では、ぎっくり腰は急性腰痛症の一形態として扱われており、症状や原因、治療法が研究されています。

ぎっくり腰は非常に一般的な症状で、全人口の約80%が生涯に一度は腰痛を経験するとされています。そのうち、ぎっくり腰を経験する人の割合は、成人の約20%といわれています。腰痛の発生率は、40歳から60歳の間でピークを迎え、男女ともに高い割合で発生します。

日常生活で腰にかかっている負担とは？

腰は体の中心部に位置し、上半身の重さを支え、様々な動作や姿勢を可能にしています。そのため、日常生活において腰にはかなりの負担がかかっています。腰への負担は、立っているとき、座っているとき、重いものを持ち上げるときなど、さまざまな状況で異なります。

立っているとき
立っているとき、腰は上半身の重さを支える役割を果たしています。通常、体重の約50%が腰椎にかかると言われています。ただし、姿勢が悪いと負担が増加し、腰痛の原因となることがあります。

座っているとき
座っているときも、腰は体重を支える役割を担っています。このときの負担は立っているときよりも増えることがあり、特に長時間のデスクワークや運転で負担が大きくなります。適切な座り方や背もたれの使用、定期的な休憩が腰への負担を軽減することにつながります。

重いものを持ち上げるとき
重いものを持ち上げるときには、腰に大きな負担がかかります。正しい持ち上げ方をしないと、腰椎への負担が増大し、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアの原因となることがあります。腰への負担を減らすためには、正しい持ち上げ方を身につけることが重要です。

これらの状況において、腰への負担を軽減するためには、適切な姿勢や動作を心がけることが大切です。また、筋力トレーニングやストレッチで腰周りの筋肉を強化し、柔軟性を向上させることも、腰への負担を軽減する効果があります。

ぎっくり腰の痛みの原因とは？

ぎっくり腰の痛みの原因は、主に腰周辺の筋肉、靭帯、関節、神経などの構造が急激な負荷やストレスによって過度に緊張したり、損傷したりすることによります。痛みの具体的な原因は以下のようなものが挙げられます。

①筋肉や靭帯の損傷
急激な動きや重いものを持ち上げる際に、腰周辺の筋肉や靭帯に過度の力がかかることで、筋肉や靭帯が損傷を受けることがあります。これによって炎症が起こり、痛みが発生します。

②筋緊張
過度のストレスや急激な動作によって、腰周辺の筋肉が緊張しすぎることがあります。筋緊張が長時間続くと、筋肉が疲労し、痛みが生じます。

③椎間板の損傷
椎間板は、脊椎骨の間に位置し、クッションの役割を果たしています。椎間板が過度の圧力によって損傷を受けたり、ヘルニアを起こすことがあります。これにより、周辺の神経や組織に圧迫や刺激が加わり、痛みが発生します。

④関節の損傷
腰椎は多くの関節で構成されており、過度の運動や負荷によって関節が損傷することがあります。関節の損傷や炎症は痛みを引き起こします。

これらの要因によって引き起こされる痛みは、急性で強烈なものであり、動作や姿勢の変化によって痛みが増減することが一般的です。適切な治療やリハビリテーション、筋力トレーニングやストレッチなどを行うことで、痛みを軽減し、回復を促進することができます。

ささきスポーツ整骨院で大切にしていること。

ささきスポーツ整骨院では、問診とカウンセリングを重視し、単なる施術だけでなく、患者様の痛みの根本原因にアプローチすることを大切にしています。一般的な整骨院や整体院の問診だけでは、痛みの真の原因には迫りにくいと考えています。

患者様の痛みは、多くの場合「動作」に関連して発生します。歩行中や屈んだ時、高い場所から物を取る時、スポーツ中や運動中など、日常生活の動作の中に痛みの原因が潜んでいます。そこで、当院では口頭によるカウンセリングだけでなく、動作カウンセリングも行っております。これにより、患者様の症状に合った適切なアプローチを提供することができます。

人間の体はとても精巧にできていて、
左足を痛めたり怪我をすると、左足のサポートしようと無意識に右足が普段以上に力を出して、頑張って支えてくれます。すると右足への負担（疲労）が大きくなります。するとまた、別の場所も、右足をサポートするように無駄に力が入り、一つの怪我が原因で全身が連鎖反応を起こします。全体でバランスをとるために「代償動作（だいしょうどうさ）」が発生します。

長期的に代償動作が続くと、本来負担をかけるべきでない部位に過剰なストレスがかかり、新たな痛みや問題が発生することがあります。これが慢性的な痛みや不具合につながることもあるため、代償動作を正しく理解し、適切な治療やリハビリテーションを行うことが重要です。

このような動作分析によって、患者様が意図していない箇所に原因があることが多く見受けられます。プロのスポーツ現場では当たり前のことですが、一般的な整骨院や整体院ではベッドでのもみほぐしの施術が主流で、日常生活やスポーツに関する動作分析が行われることが少ないのが現状です。

当院では、まず問診に十分な時間を割き、丁寧に患者様の状態を把握します。その上で、生活動作や運動に関連する痛みの原因を見極め、適切な施術を提供することを心がけています。

体の癖を見抜く。

当整骨院では、患者さんの身体の状態を評価する際に、頭痛や腰痛、肩こりなどの痛みや不快感の原因を探ります。具体的には、患者さんと会話をしながら運動器（骨・筋・靭帯）の痛みを動きの中で予測し、正しい使用ができているかを判断します。筋肉や関節の硬さ、筋力、関節の緩さなどを考慮して、的確な治療法を提供しています。仮に筋力が弱く痛みを引き起こしている場合には、マッサージでは治りにくく、リハビリやトレーニングが必要となります。そのような場合には、適切なリハビリやトレーニングを行うことで痛みの緩和や改善が期待できます。

手技と運動指導で早期改善

当院は都内でも珍しい、整骨院×パーソナルジムのハイブリッド型の施設になります。
施術者は国家資格を持ち、ボクシングの世界チャンピオンもサポートする実力派の治療家兼トレーナーです。世界の最前進で培った経験や手技をベースにできるだけ、一般の皆様に痛みの少ない治療を提供します。

施術の内容として、痛みの強い方に従来のベッドの治療をメインに行いまずは痛みの改善を最終線に行います。痛いといった意識があることで、体全体は緊張状態になり、根本的な改善をすることが難しくなります。
また、当院ではカウンセリングから施術、アフターケアのサポートまで、治療スタッフがマンツーマンでサポートさせていただき、手技をメインとしたオールハンドでの施術を行います。一般的な整骨院のように、電気をあて、湿布をするような施術は一切行いません。

120%の回復を目指す

痛みが下がり、動けるようになってきてから生活習慣の見直しや運動指導の治療に入ります。
昨今では、テクノロジーの発展が進み、「楽な生活」が送れるようになってきておりますが、身体的には貴重な運動の機会が減っていると捉えることもできます。特に最近多いのは、今の小学生はしゃがむことが苦手な子供が多いです。椅子の生活が中心になり、トイレも洋式が注意となり、膝と足首をしっかり曲げて座ることのできないこともが増えております。

生活を変えることも難しいのが現状です。そこで、当院では一般的な生活習慣動作を別の方法でできる、ストレッチや簡単な運動指導（リハビリ運動）などをパッケージにして1日１分で昔の生活１日分に匹敵するような指導を個別で行っております。

ささきスポーツ整骨院は、患者様の痛みを改善するだけでなく、怪我でご来院された際には、より良いコンディションでお帰りいただけるよう努力しております。私たちのモットーは、「怪我を治すだけでなく、患者様の健康とパフォーマンスを向上させる」ことです。

当院では、患者様一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイドの治療プランを提案し、痛みの原因を根本から解決することを目指しています。また、患者様が日常生活やスポーツを安心して楽しめるよう、怪我の予防やパフォーマンス向上にも取り組んでおります。お一人お一人に寄り添った治療を提供することを心がけております。初めての方も安心してお越しください。私たちと一緒に、痛みや怪我を克服し、健康で活力ある毎日を取り戻しましょう。